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看護師S

看護師Sさんとの不倫(1)

還暦過ぎて不倫しました。
彼女は定期的に通う病院の看護師
若くて美人な看護師さんという訳ではありません。
彼女は50過ぎの細身の女性です。
見た目に美人と言われることは無いと思いますが、とにかく優しさ溢れる穏やかな性格の女性です。
きっかけはさりげない会話からで、夏のある日、定期的な検査で病院を訪れると彼女が採血の担当でした。

「今日も暑いね」
「そうですね。私は院内での仕事ですから平気ですけど。」
こんな他愛もない、社交辞令のような会話を交わしていると、彼女がお酒好きという事が分かり、
「毎晩晩酌するんですか?」
「はい、仕事終わりのビール美味しいでよね。」
夏の初めの暑くなって来たころだったので、そんな会話になったのだと記憶してます。
「私もお酒好きですから、今度肴の美味しいお店で一生にどうですか?」
誰が見ても聞いても本気ではない、社交辞令的な会話だったと思います。
そんな会話があった事さえ忘れていたある日、彼女がまた私の採血の担当になりました。
するとマスク越しにもはっきりとわかる優しい笑顔で、
「今度お酒誘ってくれるって言ってたじゃないですか・・・」
「勿論・・・じゃあ連絡先教えてよ。」
お酒に誘った時の会話など忘れていましたが、愛嬌の良い冗談好きの私は咄嗟にそんな言葉を返していました。
病院での診察も終わり会計を済ませ、会計の女性たちと談笑してる時に、処置室から私を見かけた彼女が小走りに寄ってきて、採血の時にした止血の包帯の状態を点検するそぶりをしながら、私の手の中に小さな紙切れを忍ばせました。
病院を出てその紙切れを見ると、彼女の携帯番号が書かれていました。
手の中に誰にも見られない様に電話番号を忍ばせるという事は、病院のスタッフと皆で仲良く吞もうという事ではなく、二人きりでという事なのだろうと察しました。
私は彼女が既婚者なのか独身なのかも知りませんでしたが、その小さな紙切れを手渡す彼女の決断と勇気を、社交辞令として笑ってやり過ごす事はとても失礼に感じました。
私は普通に彼女を食事に誘うつもりで連絡をとり、彼女の仕事終わりの時間に合わせて、普通の居酒屋で落ち合うことにしました。
彼女は白衣の時とはちょっと違う雰囲気に感じましたが、マスクの上から伺える表情はいつもの彼女の笑顔そのものでした。
彼女が翌日休みの日の仕事終わりに、二人の住まいの丁度中間くらいの駅で待ち合わせ、繁華街とは反対側の静かな路地に向かい、二人とも行った事の無い小さな居酒屋に入りました。
私たちは二人掛けのベンチのような椅子のカウンター席に通され、やや遠慮気味に距離をとって座りました。
私の仕事や彼女の仕事の事などの会話と、ちょっとお酒が入った事で互いに緊張が解れてきたのか、椅子の端と端に座り距離をとっていた二人の隙間が、腕が触れ合う程に接近していきました。
1時間もすると、決してお酒に弱くない二人でしたがいい感じに酔いが回り、互いが互いの体に触れ合う回数が多くなり、私は冗談半分で彼女の腰に腕を回し、彼女を引き寄せるようにすると、彼女はその動きに直ぐに反応し、自ら腰を浮かせ互いの太腿が密着するほどに接近しました。
互いに体を寄せ合うと当然窮屈になるので、彼女は私の腕をからめ肩にもたれかかる様に体を寄せてきます。
「こんな事してご主人に見つかったら大事ですね。」
「大丈夫ですよ・・・私独身ですから・・・○○さんの方こそ大丈夫なんですか?」
この会話だけで互いに求めあっている事を確認出来た私が場所を変えようと促すと、彼女は素直に従い席を立ちました。
店を出て駅とは反対方向に足を向ける私に、彼女は私の腕に手を回し体を寄せながら付いてきました。
私たちは居酒屋を出てから、ラブホテルの部屋に入るまで会話を交わす事はありませんでした。
私は部屋に入るなり彼女の目の前で着ている服を全て脱ぎ捨て、風呂に向かいました。
「貴方も入って来てください。」
彼女の仕事柄、目の前で男が全裸になっても慌てる様子も見せず、彼女は私の脱いだ服を綺麗に片付け脱いだ下着を畳みながら小さな声で頷いていました。
私は酔いと興奮で火照った体を少し冷まそうと冷ためのシャワーで全身を洗い終えると直ぐに、彼女が全裸で風呂に入ってきました。
右手で両乳房を、左手で股間を隠すようにしながら、私の横をすり抜けると湯船に湯を張り始めました。
「私も体を洗います・・・恥ずかしいからあまり見ないで・・・」
私の横に座った彼女が、手に持っているタオルにボディソープをたっぷりと付け、体を流し始める様子をじっと見ていた私を横目で意識しながら呟きました。
裸を見慣れている看護師でも、自分の裸を見られることは慣れていないようで、先ほどまでピッタリ体を寄せていた彼女が、私にやや背を向けるようにちょっと離れてしゃがみながら体を洗い始めました。

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